中央高速自動車道 笹子トンネル崩落事故

中央高速自動車道の笹子トンネル崩落事故から奇跡の生還をした
ＮＨＫの記者が乗っていた車はスバル車でした。

追い越し車線を走行していたそうですがこのトンネルの制限速度は70km/hなので
90～100km/hの速度だと思いますが、仮に100km/hなら秒速28mです。
車の全長は4.5m程度でフロントピラーの辺りから激しくつぶれています。
助手席に乗っていた奥様は１ヶ月のけがを受けたようですが、もしも
事故現場通過があと0.1秒（2.8m）遅かったら助からなかったかもしれません。
強運の持ち主ですね。アクセルを踏んだ判断も正しかったと思います。

さて、この記者が乗っていた壊れた車の写真から車種を特定してみました。

ニュース画像から着目したのは以下の５点

①ルーフベンチレータ
②補助灯カバー
③リアウイング取り付け部分
④トランクのステッカー
⑤助手席シート

これらの情報から特定できた車種は1997年製の
スバル・インプレッサWRX ＳＴＩバージョンⅢ V-Limited

1997.01.12 特別仕様車 「Vシリーズ」発売。

96年のWRCタイトル(マニュファクチャラーズ)獲得を記念して
WRCワークスマシンの専用色(スポーツブルー)を設定した
セダン/ワゴン STi Ver.III V-Limitedを発売。 (各555台限定生産)

と思われます。15年ものに乗っていらっしゃったようです。

エンジン型式：EJ20 　　　総排気量：1994cc
水平対向4気筒DOHC16バルブ　インタークーラー付きターボ
最高出力：280ps(206kW)/6500rpm
最大トルク：35.0kg・m(343.2N・m)/4000rpm
車両重量：1250kg　の車を元気に走らせることができます。

④トランクの記念エンブレム
　スバル・ワールド・ラリー・チームがＷＲＣで

　1995年、1996年、1997年の3年連続で

　マニュファクチャラーズ・タイトルを獲得した時期に

　記念モデルとして発売になったV-Limitedです。

　スバル555インプレッサの全盛期でした。
　注：写真のエンブレムは1997年の記念の物です。

ちなみに運転席のシートにはsparcoとSUBARUの文字があり
スパルコとスバルのコラボレーションによるシートに変更されてます。

金色のホイールは１０本スポークなので
プロドライブのGC-010G

またはプロドライブとＯＺレーシングのコラボレーションによるホイール

P-WRC1 と思われます。